小学生の英語は何をしているの?

こんにちは。愛媛県松山市の久米地区にある学習塾ComPassの橘薗直樹です。

小学校では昨年度から,中学校では今年度から新学習指導要領に基づいた学習が始まりました。

これによって,劇的に変化したと言われているのが英語です。小学校では英語の教科書ができ,中学校の教科書は改訂されました。学習内容も大きく変化しています。

今回は,小学生の英語について書いていきます。

目次
1.新学習指導要領に書かれていることとは…
2.小学生の英語で習う単語の数は…
3.学習塾ComPassの小学生英語は…

 

新学習指導要領に書かれていることとは…

小学校では,昨年度より新学習指導要領に基づいた学習が始まり,3年生から英語にふれることになっています。特に5年生からは英語(外国語)が教科として扱われ,教科書を用いた学習が行われます。

3・4年生は,英語を「聞くこと」「話すこと」を中心に英語に慣れ親しむことが目標となっています。

5・6年生は,「聞くこと」「話すこと」に,「読むこと」「書くこと」もプラスし,中学英語への準備を行います。

ただし,「読むこと」については,「音で慣れ親しんだ簡単な語句や表現の意味がわかること」,「書くこと」については「音で慣れ親しんだ簡単な語句や表現を書き写すことができること」が目標となっています。

つまり,小学校の英語は「音」を身につけることが最優先で,読むことや書くことはその次の段階であるということなんですね。

例えば,小6の教科書では,「Where do you want to go?」という文が出てきます。この文を文法で考えると,疑問詞,疑問文の形,to不定詞とさまざまなものが出てきます。

しかし,小学校では文法はほぼ扱いません。このフレーズを何回も「聞く」「発音する」「会話する」ことにより,英文のつくりやルールを身につけていくことが求められます。

また,「I enjoyed swimming.」のような文も出てきますが,子どもたちは過去形という概念を習いません。enjoyは「楽しむ」,enjoyedは「楽しんだ」のように別の単語として扱うようです。

 

小学生の英語で習う単語の数は…

小学校の英語で扱う単語は600語~700です。

これは,中学校の旧学習指導要領での単語数の約半分であり,中学3年間で覚えていた単語の約半分を小学校で覚えるということになります。

ただ,「音」を身に着けることが最優先なので,綴りを覚えるということはほとんどの小学校ではやらないはずです。

現在の中学1年生が小学6年生のときに聞いた話ですが,例えば,郵便局の絵を見て「ポストオフィス」と言えるけど,「post office」という英語だけをを見た場合「ポストオフィス」とは言えない生徒が何人もいたそうです。
また,郵便局を英語で「post office」と書ける生徒はあまりいないとのことでした。

 

学習塾ComPassの小学生英語は…

小学生のうちは,確かに「音」を身に着けることが最優先ですが,中学生になれば,それらの単語がもちろん書けなくてはいけません。今,中学生を見ていてもそこが大きな壁となっている生徒も少なからずいます。

つまり「書き写す」のではなく「覚える」「考えて書く」という勉強に慣れておく必要があります。

学習塾ComPassの英語は,2学期に入る段階を目安に,「単語を覚える」,「覚えた単語を書く」ことを実施していきます。また,3学期を目安に,英文を文法で見ていくことも行っていきます。

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