ビリギャルこと小林さやかさんに聞いた「挑戦」に必要な5つのこと#2

こんにちは。久米中生の成績アップ専門学習塾コンパスの橘薗奈保です。

先日、塾関係のセミナーで、

「ビリギャル」こと小林さやかさんのお話しを伺いました。

【2023年6月28日投稿】
ビリギャルこと小林さやかさんに聞いた「挑戦」に必要な5つのこと#1

 

今日は、その第2弾ということで、

「ビリギャルこと小林さやかさんに聞いた「挑戦」に必要な5つのこと#2 根拠のない〇〇」についてお話しします。

ぜひ、今回の記事もお子さんにも共有していってください!

 

小林さやかさんってどんな人?

小林さやかさんのことを知らない方のために、
まずは少しだけ紹介させてください。

小林さやかさんは、
小学校のときの自分をキャラ変したくて
中学受験し、中・高・大一貫校に進学したものの、
クラス最下位に。そして授業中、ひたすらマスカラを塗っているギャルになったのでした。

 

(ギャル時代のお写真↑)
さかやさんに掲載許可取り済み

 

そのまま高校生になったさやかさんは、
全国模試偏差値28から、
とある事情で坪田塾と出会い、

イケメンがいる大学がいいなら慶応大学はどう?
と坪田先生に言われたことで、

嵐の櫻井翔くんも出た大学だし、それなら行きたい  】

と一念発起して猛勉強。

 

小学校4年生のドリルからスタートし、
見事、慶応大学総合政策学部に合格したのでした。

 

実はこの話、複雑なたくさんの事情が裏にあります。
気になる方はぜひ、「映画ビリギャル」を観てみてください!(ほぼ忠実に再現されてるそうです!

↓こちらは書籍

そんなさやかさんは、
ウェディングプランナーという仕事を経て、
ビリギャルのヒットを機に、教育関係の講演会に引っ張りだこ、

現在はアメリカのコロンビア教育大学院に留学し、認知科学を勉強されています。

 

「挑戦」に必要なものとは?

 

さて、では、さやかさんの語る
「挑戦」に必要なものとは何なのか?

 

今日お伝えするのは2つ目。

 

それは、
「根拠のない自信を持つ」
ということです。

 

 

根拠のない自信って何?

 

前回お伝えした、期待値価値理論によると、
動機付け=期待×価値
ということでした。

 

期待×価値とはどういうことか?

 

「自分ならそれできそう!」という気持ちと
「自分それ、やりたいです!」という気持ちが
かけ合わさったときに、「がんばろう!」という気持ちは引き起こされるんでしたよね。

 

つまり、
さやかさん流に言うと、
やってみなきゃわかんないっしょ!
の精神でやってみるのが大事なのだそうです。

 

コンパスの生徒たちにも、
目標を決めるときに、

「できるかな~、どうかな~って思いながら
決めても達成できないよ。
どうせできるし!って思うのが大事!

スポーツ選手でも、
日本一になる人は、勝てるかな~どうかな~の気持ちでは試合に臨んでないから!笑」

って伝えていますよ。

 

ただ、
期待値というのは
難しすぎても、カンタン過ぎてもダメ。

自信を持つためにはちょうどよい加減が必要です。

 

例えば、
私が今からバレーボール選手になれ
と言われても、
「どう考えても無理!!」となって
とてもじゃないけど、
「やってみなきゃわかんないっしょ!」にはならない(むしろ、やらなくてもわかる。笑)。

 

小4の算数ドリルを毎日やりなさい
と言われても、
あまりにカンタンすぎて、
「やってみよう!」という気持ちにはならない。

 

自分にとっての「よい加減」が何か
そこを見極めていくことが重要です。

 

 

 

根拠のない自信をもつためには?

 

「やってみよう!」という気持ちが
引き起こされるために、大事なことがあります。

 

それは、
Self-Efficacy(自己効力感)があるかどうか。

 

自己効力感とは、
自分が目標を叶えるために
正確な行動を選び取り
実現できるだけの能力を持っていることの認知
を指します

 

カンタンに言うと、
「自分ならやれるっしょ!!」
と知っている力です。

 

 

自己効力感のある子になるには?

自己効力感は、
過去の成功体験がある人ほど高い傾向にあります。

 

成功体験をする

「自分にもやれる!」と思う
(自己効力感を生む)

何かをやるときに、
「自分それ、やりたいです!」となる
(期待値)

 

 

 

親御さんであれば、
それなら、子どもに成功体験を積ませてあげたい!
って思うじゃないですか?

成功体験を積むために大事なことがあるんです。

 

それは、
失敗を積む、ということなんです。

 

特に重要なのが、
失敗が許容される環境です。

 

 

どういうことか?
失敗をたくさん積むことで、
そこから成功する方法を見つけていきます

 

そして、
失敗を乗り越えた経験から、
壁にぶつかっても比較的早く立ち直ってチャレンジしていける人になっていくのです。

 

 

しかし、
失敗をするためには、
それを許容される環境かどうかが重要です。

 

「なんで失敗したの!?」
「あー!もう!何やってるの!?」
「あーあ、失敗しちゃった…」

 

失敗する度に、
そう言われる環境なら…

 

失敗が怖くなって、チャレンジすることを避けてしまいますよね。

 

 

さやかさんのお母さんのああちゃんは、
さやかさんが小さいときから、
さやかさんが自分で決めたことを否定することはなかったのだそう。

 

なんでも、やらせてくれて、
失敗しちゃったとしても、
さやちゃん、よく挑戦できたね。偉いよ。すごいよ
って言ってたのだそうです。

 

 

〇〇って言葉で子どもの可能性を潰さないで!

 

さやかさんは、
ビリギャルが世に出てからというものの、
「さやかちゃんは元々頭が良かったんだよね」
「地頭が良かったんだね」
と言われたことがたくさんあったそうです。

 

さやかさんは、
セミナーの中で、こうおっしゃってました。

 

「地頭ってコトバで、
子どもの可能性、どのくらい潰されてる??

地頭悪いってなると、
挑戦できなくなるし、何もできなくなる。

だから子どもたちに
地頭が…とかって話をしないでって思う。」

 

「私に地頭があったかどうかはわからないけど、
【自分ならやれるっしょ!】とは思っていた。」

 

 

 

 

もし、お子さんが
〇〇をやりたい!〇〇にチャレンジしたい!
という気持ちを打ち明けてくれたとき、

 

ぜひ、
「失敗しても大丈夫だよ、
だからやってごらん」

と後押ししてあげてください。

 

チャレンジしたことが
成功しても、失敗しても、
「何もしなかった人」より一歩も二歩も先に進んでいます。

 

仮に失敗しても、
それを元に、
「こうしたら成功するかな?」
と試行錯誤を積み重ねて、
自己効力感を上げていくんです。

 

 

 

失敗しても許される環境が、
子どもの自己効力感をつくり、

大人になっても、
何にでもチャレンジしていける子になっていきますよ!

 

まとめ

子どもが「挑戦」していくために大事なことの2つめは

【根拠のない自信】でした。

 

そして、そのために必要なのが、

【失敗を許容する環境】

ぜひ、
たくさんの成功体験をお子さんが積んでいくためにも、
失敗しても大丈夫、の視点を親御さんがもっていてくださいね。

 

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【今後の講座開催予定】

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7月22日(土)10:00~13:00
(会場:学習塾ComPass)親子参加
定員:6組 残席5組

 

7月29日(土)10:00~13:00
(会場:学習塾ComPass)親子参加
定員:6組 残席5組

 

7月29日(土)19:00~22:00
(会場:学習塾ComPass)中学生単独
定員:8名 残席2名

 

8月5日(土)13:00~16:00
(会場:学習塾ComPass)中学生単独
定員:8名 残席5名

 

8月9日(水)10:00~13:00
(会場:オンライン)親子参加
※オンラインツールZOOMを使用して開催します。
松山市外・愛媛県外からでもご参加できます。
定員:4組 残席3組

 

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学習塾ComPass
学習塾コンパスの代表が主に書いているブログ

愛媛県松山市の学習塾ComPass代表。
教育学部卒業後、大手進学塾勤務。1000名以上の指導、優秀授業賞3回、講師研修担当他。
出産を機に地元で開塾。方眼ノート導入で中学生の成績が学年「215位→25位」「77位→3位」他大幅増進!信条は「子どもたちの可能性を”できた!”でひらいていく」。
サクソフォーン歴10年、ゆず歴20年。日本ノートメソッド協会認定方眼ノートシニアトレーナー。10min FOCUS Mapping初級・中級インストラクター。

 

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